丁寧な暮らしの基本の「き」。片付けを成功させるコツ

みなさん、こんにちは。

今回は、丁寧な暮らしの基本の「き」となる片付けを成功させるコツ、片付けられないマインドとの付き合い方について書いてみたいと思います。

なぜ最初に片付けなのかというと、いろいろなモノが入り混じった空間は私たちにたくさんの刺激(ストレス)を与え続け、一方で整った空間では、私たちが受ける刺激(ストレス)も少なくなるから。

心地よく暮らすためのベースになるのは、なんと言っても整った空間なのです。

片付けを成功させるコツを知ることで、丁寧な暮らしに一歩近づけるはずです。

丁寧な暮らしは片付けから始まる

「丁寧な暮らし」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれますか?

コーヒーの香りや、心地よい音楽であふれるリビング。お花がさりげなく飾られたキッチンでの朝食から始まる朝…

自分の好きなものだけに囲まれた空間で丁寧な暮らしができたとしたら、とっても素敵ですよね。

こんな丁寧な暮らしのベースになるのは、なんと言っても整った空間。

片付けをすることは、心地良い空間へのいちばんの近道です。

片付けのコツ

片付けのコツはズバリ、片付けられないマインドの正体を知ることです。

片付けは、自分にとって「必要なモノ」と「必要ではないモノ」を分けていく作業。つまり、自分には「必要ない」モノと向き合い、モノを手放す作業なんです。

でもその一方で、多くの方はモノを手放すことに心理的なハードルを持っています。

この心理的なハードルこそが、片付けられないマインドの正体。

そして片付けを成功させられるかどうかは、この心理的なハードルを飛び越えられるかどうかにかかっているんです。

ハードルというのは、そこにハードルがあると分かっているからこそ、飛び越えられるもの。

片付けを成功させるために、片付けられないマインドの正体であるハードルを見える化していきましょう〜

片付けられないマインドを知る

お仕事を通していろいろな方の片付けに対する考えに触れてきた経験などから、片付けられないマインドには、3つの心理的なハードルがあると考えています。

片付けられないマインド、3つの心理的なハードル

モノへの想い

例えば、昔すごく欲しくて苦労してやっと手に入れて大切にしていた、というような「過去の自分」の想いが詰まったモノ。そしておばあちゃんが買ってくれたモノなどのように、誰かが自分のことを想ってくれていたという「誰か」の想いが詰まったモノたちは、なかなか手放しづらいですよね。

なぜ手放しづらいのかというと、そのモノを手放すことで、それらの想いも一緒に手放してしまうのではないかと感じるからではないでしょうか。でも、本当にそのモノを手放すことが、想いまで手放すことになるのかと冷静に考えると、たとえ目の前にそのモノがなくなったとしても、誰かが自分のことを思ってくれたということには変わりありませんし、自分が苦労して手に入れたという事実も変わらないということがわかるはずです。

想いは、モノがあるからあなたの心の中に残っているわけではありません。そのモノがなくても、想いは今のあなたの一部分を形作っている大切な一部分。

モノを手放しても、想いは残ります。

自信を持って、これからの自分に必要ないと判断したモノは、これまでの感謝を伝えた上で、手放してください。

高価だったということ

私たちの潜在意識には「高価なもの=価値あるもの」という考え方があって、どうしても高価だったモノを手放す際にはハードルになりがちです。

そんな時には、価値を測る物差しを「価格」から「自分に必要かどうか」にシフトしてみてはどうでしょうか。

最初はうまくいかなくても、いろいろなものを片付ける中で「自分に必要かどうか」という判断軸が備わってきて、片付け以外の場面でも自分軸での判断が身についてくるはずです。

誰かがつけた「価格」という価値観から、自分軸の価値観に。

片付けを通して、これまでの考え方もバージョンアップしてみてはどうでしょうか。

不安な気持ち

ぬいぐるみや人形などは魂が宿っているようで、手放すと悪いことが起きるかもしれない、というような迷信的な不安を抱く方も多いようです。

ぬいぐるみや人形などを手放すことにハードルを感じる場合には、神社での供養、という選択肢もありますし、ご自身で廃棄する際は外から形が見えないように紙袋に入れる、などのひと工夫で手放しやすくなります。

そして、説明書や書類などに関しては、手放した後で必要になったらどうしよう?というようなことを不安を感じる方もいらっしゃいます。

現実的には、説明書などはネット上でデータ版を見つけられますし、書類の多くも再発行ができないものもほとんどありません。

こんな状況になったらどうしよう…など、様々なパターンを想定して不安になる方もいらっしゃいますが、モノを溜め込むことがその最適解とは考えにくいのも事実。

片付けをすることが、不安に対する向き合い方を見出す機会になったとしたら、より有意義な時間になるなのでは、と思います。

片付けは、手放すこと

片付けは、自分にとって「必要ない」モノと向き合い、手放す作業。

まずは手放すことから、丁寧な暮らしは始まります。

社会福祉士事務所Systeme Thinkingでは、片付けを通して皆さんの「好き」に囲まれた暮らしのお手伝いをいたします。

「好き」に囲まれた暮らしを今日から。